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戦わなければ

 「ヒーロー」それは子供たちの憧れ
 「ヒーロー」その憧れは大人になっても簡単に無くならない。むしろより強くなりさえする。
 あ、今回はPSO2のヒーローではなく子供から大人まで、日本に留まらず世界中から愛されてる「特撮」のヒーローのお話です。ものすごい唐突ですが

 皆さまは「特撮」はお好きでしょうか。私も小さい頃からウルトラマンに始まり様々な特撮にはまりました。しかし子供の興味というのはコロコロ変わっていくもので、それは次第にアニメやゲーム等に移り、長く離れていたのですが一昨年辺りからまた「仮面ライダーシリーズ」に熱が入りました。きっかけは地上波ではなくアマゾンプライムビデオ独占配信で放送規制から逃れた事でそれまでにない過激な描写が注目を浴びた「仮面ライダーアマゾンズ」

 元々シリーズでも「異質」だった昭和ライダー4作目「仮面ライダーアマゾン」を題材とし、『人間「人間が作った、人間を喰らう怪物アマゾン」との戦い』という平成なのにとてもヘビーな内容、その存在を知ったのはニコニコ動画のランキングで定期的に上がっていた「KMNライダー」タグの動画、一部だろうと本編垂れ流しされれば削除対象の物なのですがそれを観て「このご時世でこんなライダーあるんか…」と度肝を抜かれ、一部だけでは満足できずアマゾンプライム会員登録してシーズン1,2纏めて視聴、そして劇場版も観に行きました。
 そこから懐かしの作品、観た事のなかったライダー作品もとのめり込んでいます。それ以来時間取られてこっちの更新遅れるようになったとかそんな事は断じて…断じて…


 中でも好きなのが平成ライダー3作目の「龍騎」でして、現在放送中の仮面ライダージオウでも徐々に龍騎要素が出てきてくれてウレシイ…ウレシイ…そしてついに2/3から2週間、龍騎編ならぬリュウガ編がスタート!オリジナルキャスト出演のレジェンドライダー編は2018年内で終了と噂されていただけに驚きました。その嬉しさから今回は「仮面ライダー龍騎ってどんな作品よ」「龍騎の代わりにアナザーライダーになってるリュウガって?」について書き連ねてみました。

概要
簡単に言えば

『戦わなければ生き残れない』というキャッチコピーの下、脚本家2名がお互いの推しライダー殺し合わせた結果凄く面白い内容になったという奇跡のような物語
 ん、「そんなの子供向けの特撮じゃねぇだろ」って?そうなんですよねぇ今じゃ放送できないような内容だと思います。

 昭和ライダーから新時代に移った事を印象付けるべく、本当に主題歌の「伝説は塗り替えるもの」をやってのけた平成1作目のクウガ、そのクウガを「進化」させた2作目のアギト、そして3作目の龍騎はどうしたかというと…それまでのライダーを「否定」しました。

東映「子供たちに本当の正義ってやつを教えるライダー作って!」
白倉プロデューサー「前作アギトではライダー3人のそれぞれの正義を描いたつもりだったけど、やっぱ『主人公ライダーがNo.1正義』ってイメージを払拭できなかったから次のライダーは思い切って13人ライダー出します」
東映「そんだけ居ればライダーの好みも分かれてそれぞれの正義も伝わりそうやな!ええで」

白倉P「今流行りのカードバトル要素を取り入れます」
東映BANDAI「13人それぞれ違うカード使うならグッズボロ儲けやんか!ええで!」

白倉「ではこの13人でバトルロワイヤルしてもらいます」
 「「えっ」」
白倉P「こんだけライダーいるし犯罪者やサイコパスな人間も変身させます」
 「「   」」

集団遺影
 昆虫・生物的なデザインから一新して動物+鎧モチーフのライダーデザイン、従来のアクションに当時流行していた遊戯王を始めとするカードバトル要素を取り入れ、何より最初から最後までライダー同士が戦いあう物語という、とにかくそれまでのライダーを根本から否定し新しい事に挑戦した作品です。
 放送時もファンの間で戸惑いはあったもののこれが商業面で大成功を収め「こういうライダーもありなのか」と受け入れられた事で以降、「前作ライダー」からは独立した世界観のライダーが毎年創られていくようになったのです。いわば「仮面ライダー界のGガンダム」ですね。プロデューサー自身も「龍騎が転換期だった」を言ってるくらいです。
 

あらすじ
 2002年、町では原因不明の失踪事件が頻発していた。失踪者の自宅アパートに取材に来ていた新人記者の城戸真司はそこで謎のカードデッキを手にしてしまった事で『鏡の中』にいる怪物の姿や気配を認識できるようになり、同時に命を狙われるようになってしまう。更には鏡の中に引き込まれ、仮面をつけた不思議な姿となり別の怪物に襲われる。

 真司を救ったのは同じく仮面を被った謎の騎士、命からがら鏡の世界から抜け出した真司は先ほどの騎士に変身していた秋山蓮とその協力者:神崎優衣と出会い、二人から鏡の世界「ミラーワールド」とその中に巣くう「ミラーモンスター」、そしてそれに唯一対抗できる存在「仮面ライダー」を知る事となる。失踪事件の真相はミラーモンスターによる人間の捕食であった。
 ライダーの証であるカードデッキは偶然拾った物で、真司が正規のライダーではないと知ると優衣はモンスターから身を守る事が出来る「封印」のカードを手渡し、この話は忘れて元の生活に戻るよう促す。しかし事件の真相を知った事、そしてミラーモンスターによる失踪事件の発生と被害者の子供が泣く姿を目の当たりにした真司は「人を守るためにライダーになる」決心をし優衣の前で封印のカードを破り捨てる。

 今度は優衣から「契約」のカードを手渡され、カードデッキを拾って以降真司を付け狙っていたドラゴン型のモンスター「ドラグレッター」と契約、『仮面ライダー龍騎』となった真司は先にモンスターと交戦していた蓮が変身する『仮面ライダーナイト』の助太刀に向かい初陣ながら見事に快勝、これから二人で協力してミラーモンスターから人々を守る戦いが始まる…かに思われた矢先

ナイト「龍騎か、今のうちに潰しておいた方がよさそうだな」
龍騎「…へ?」


「仮面ライダー」とは決して正義の味方ではなく、優衣の実兄にしてカードデッキを作った張本人である神崎士郎「全部で13人いるライダーの最後の一人になればどんな願いも叶えられる程の力を得ることが出来る」という言葉を信じて己の願いのために潰し合わねばならないという宿命を背負う者達の事だった。
 契約前の姿だったから助けてもらえた最初と違い、モンスターと契約し「仮面ライダー」となった真司はもはや蓮にとって「敵」でしかなかったのである。

 モンスターから人間を守るため
 モンスターや他のライダーから自身の身を守るため
『戦わなければ生き残れない』真司の過酷な物語が幕を開けるのであった。


用語説明
ミラーワールド、ミラーモンスター

 読んで字のごとく全てが反転した『鏡の中の世界』でライダーのみ反転せず正しい姿でいられる。ミラーモンスターとそれと深く関わりのあるごく一部の人間以外は生存できず、普通の人間は入った瞬間から拒否反応が起きて短時間で肉体の粒子化が始まり消滅してしまう。仮面ライダーでさえ連続活動時間は約10分となっている。

 逆にミラーモンスターも現実世界で長時間の活動は出来ないため、基本的にターゲットが逃げ場のない個室等に入り捕食する瞬間だけ出て来るに留まっている。失踪者の手がかりが一切残らないのはこのため。
 ミラーモンスターは一度狙った獲物は捕食するまで付け狙う執念深さを持っており、一度狙われた人間はライダーがモンスターを倒すか、別の捕食対象がミラーワールドに入って来たりでもしない限りはまず命はない。
 ライダー以外の人間にミラーワールドに入る手段はなく、ミラーワールドに侵入する=ミラーモンスターに捕食で引きずり込まれるなので生還率は限りなく0に近い。

 小ネタ:撮影時は本来の利き手とは逆の手で武器を振るってそれを後から反転させるという手法でミラーワールド内の戦闘を描いていた。「こんなの力入るわけないでしょ!」というスーツアクター泣かせ、しかしライダーになったばかりの真司の素人感あふれる戦闘シーンを上手く描写出来ていたので結果的に見れば正しかったのかもしれない。


仮面ライダー
アドベント
 「アドベントカード」と呼ばれるカードの入ったカードデッキで変身し、契約モンスター各種の意匠の入ったバイザーでその効果を発動させミラーモンスターと戦うことが出来る唯一の存在。本作では「正義の味方」と呼べるライダーこそ極少数で今では放送出来ないような犯罪予備軍もしくは犯罪者もライダーに変身する。最近では珍しくない「悪役もライダーに変身する」の原点ともいえる。

 ライダーになった者の多くは何らかの理由で追い詰められた状況にあり、神崎士郎の「最後の一人になればどんな願いも叶えられる」という言葉に半信半疑ながらも最後の望みをかけて戦っている。しかしこのライダーバトルが神崎士郎による出来レースで、彼が操る仮面ライダーオーディン以外のライダーが「最後の一人」になれる可能性は絶望的となっており、最終話でナイトとオーディンが戦う場面でようやく知る事となる。

 そしてただカードデッキをただ持っているだけでは所持カードも本体の力も貧弱な「ブランク体」にしか変身できず、本領を発揮するにはミラーワールド内にいるモンスターと「契約」しなければならない。
 ライダーの強さは契約したモンスターの強さが大きくかかわっており、所持カードも契約モンスターによって変わる。カードを5枚以上持っているライダーもいれば全員共通の「アドベント」「ファイナルベント」を除いてたった1枚しか固有カードがないライダーもいたりで落差が激しい。

 契約モンスターは他のモンスターを倒してそのエネルギーを吸収する、または人間を捕食させる事で強化することが出来る。強化次第では本来カードのAP(アタックポイント)やGP(ガードポイント)で劣っているはずのライダーでも競り勝つことが出来たりする。戦闘で契約モンスターが倒されてしまうとライダーはブランク体に戻ってしまう。
ドラグレッター
 契約モンスターとは主従関係ではなくカードの力で無理やり使役しているため、かつての捕食対象が目の前に現れれば主の制止を振り切って襲おうとしたりするなど凶暴さはそのまま。更には戦いを放棄しモンスターにエネルギーを与えなければ契約違反とみなしライダーを捕食しようともするため危険な関係である。
 ただし、中には長い間行動を共にし頻繁にエネルギーを与えてくれる事でライダーを信頼し、アドベントせずとも主の危機に駆け付けたり、契約中に殺害されたライダーの敵討ちをしようとする義理堅いモンスターもいたりする。

 戦闘中にカードデッキが破損するとライダーとしての力を失う=ミラーワールドからの脱出手段が無くなり消滅かモンスターに食われるの運命を避けられないためライダー同士の戦いで気を付けねばならないポイントの一つである。


 小ネタ:変身プロセスは
1.鏡に向かってカードデッキをかざすことで変身ベルト(Vバックル)が出現
2.「変身!」とポーズを取ってカードデッキをバックルに装填する

 鏡を見ながら腰につけたバックルに横からサイズピッタリのカードデッキを装填しなければならないという難易度の高い変身方法で、基本的にデッキ装填のシーンはカットが入る。
 出演者のほとんどが何度もリテイクする羽目になって苦労したと話し、仮面ライダーベルデに変身する高見沢逸郎役の黒田アーサー氏ただ一人がリハーサルも本番も一発で成功させた。


 そして見所をザックリと

龍騎の見所その1.登場ライダーが多い
龍騎
 「13人言うてたのに16人おるやん」って言われそうですが右の2人は主人公たちの強化フォーム、そして左下から2番目の黒いライダーは正確には仮面ライダーではなく、ライダーの変身機構を解析して新たに開発された「オルタナティブ」と呼ばれる疑似ライダーです。
 とにかくデザインがアギト以前のライダーと比べて「異質」さが際立っており、変身者が一癖も二癖もある人間ばかりなので自然と好みが分かれる事でしょう。これだけの人数が居て全員キャラがしっかり立っており、登場回数が少ないながらも強いインパクトを残して退場するなど本当に雑に扱われるキャラが居ないという奇跡

龍騎の見所その2.OPがセンスの塊
IMG_7444[1]
 龍騎からそれまでのライダー主題歌歌詞にあった「仮面ライダー〇〇!」というタイトルコールが無くなり、演出面も「仮面ライダーといえばバイクアクション」から物語のキーである「鏡」を使ったかっこいい演出、松本梨香さんの熱唱する「Alive a life」も相まってそれまでのライダーを「否定」し新たな路線を開拓したといえる内容になっております。ミラモンゲットだぜ!
・顔とカードにモザイクのかかった人間が映るシーンは『誰もがライダーになれる可能性がある』
・鏡写しのシーンはよく見ると「ミラーワールドには『物質』しかなく『生き物(ライダーを除く)』は存在しない」

 といったメッセージが込められており、他にも物語が進んでから改めて見ると「これ伏線だったのか!」と驚かされる事でしょう。
IMG_7425[1]
 最後の渋谷の街並みを歩くところは人が居ないであろう元旦の早朝に実際に歩いて撮影されたそうです(それでもまばらに人がいたためそこだけ合成で消したとか)。とにかくセンスの塊で何度も見返したくなる素晴らしいOPです。

龍騎の見所その3.派手だが過酷で残酷なライダーのバトル
ゾルダ
 つい劇中のように「〇〇ベント」と口ずさみたくなるアドベントカードを使った戦い、CGによる派手な演出でモンスターを撃破していく爽快バトルシーンがある一方で、ライダー同士はつぶし合わなければならない宿命にあるので犠牲になるライダーも当然出てきます。
 ライダーとモンスターの危険な契約関係と「これが今作の仮面ライダーだ」を視聴者の脳裏に刻み込むために最初の脱落者が契約モンスターに生々しい租借音と共に捕食されるという壮絶な最期から始まり、推しにしたライダーがただ脱落するだけではなく死亡し視聴者の心を抉る展開が1回2回ではないという今ではとても放送できない挑戦的な内容が見所です。子供向けってなんだよ(哲学)
 
「人を守るためにライダーになったんだから、ライダーを守ったっていい!」とライダー同士の戦いを止めたい真司の思いとは逆に回を追うごとに戦いは激しさを増していく。当初はとにかく戦いを止めたかった真司が他ライダー達の「何が何でも戦いに勝ち残り叶えたい願い」を知り、それを妨げている自分の行為が正しいのかどうか、そして自分がライダーとして叶えたい願いは何なのか、最終話間際まで悩み続け見つけた答えとは…?ここも見所


龍騎の見所その4.最凶の悪役浅倉威(仮面ライダー王蛇)
浅倉威-
 「収監されていた犯罪者がライダーになる」という前代未聞の事態に初登場から大バッシング、そのため本来浅倉が大暴れするはずだった回の脚本を「浅倉のような人間でも誰かにとってのヒーローになりえる」という内容に書き替えなければならなくなったり、初代仮面ライダー本郷猛役を務めた藤岡弘氏にも「こんな奴をライダーと認める訳にはない」とまで言わせた存在。しかも偶然か狙ってなのか「たけし」繋がり

 劇中での悪行も挙げたらきりがなく
「イライラした」というだけで暴行・殺人を平気でする。
・ライダーデビュー戦を煽り応援した仮面ライダーガイを盾にした挙句止めを刺す
・過去に自宅に放火して殺し損ねた弟を「今度こそ殺す」ためにおびき出し契約モンスターの餌にする。
・変身しようとした真司を背後から奇襲し「ヒーローの変身を邪魔してはいけない」特撮タブーを破る。
・殺したライダーのモンスターとも契約し計3体と反則技みたいな事をしてくる(デメリットもあるが)。
・TV本編とTVSP合わせて全ライダー中最多の4人のライダーを殺害している。

 ライダーになった経緯が「ライダー同士の戦いが一向に進まない事を見かねた神崎士郎が戦いを円滑に進めるために選んだ」なので特に願いはない。終盤になって「この戦いが続くよう願ってみるか」と言ったくらい。
ゲラスダイバーNTR
 その狂暴な性格と恵まれたカードデッキ内容から、初登場から幾度となく真司達を苦しませる強さと最終話まで生き延びるしぶとさを併せ持った人物。
 主人公であるはずの真司(龍騎)がモンスターとの戦いには勝つもののライダー同士の戦いに消極的なため、容赦なく他ライダーを叩き潰す浅倉の方がかっこいいと思った子供も多く、当時の2chのスレッドに「子供が浅倉威に憧れた事で身の危険を感じた」という親の書き込みもあったとか。あと役者さんがプライベートで街中を歩いてたら龍騎視聴者である子供から「殺されるー!」と悲鳴を上げられ警察に職務質問され苦労したそうな。
 あまりにも衝撃的すぎるキャラクターだったため初登場にして「ライダーシリーズの悪役」の殿堂入りを果たし、以後の作品には声での出演はあったものの「浅倉威本人が変身する王蛇」再登場には15年の年月を要した。

 このようにとんでもないキャラクターをしてる一方で
・脱獄させてくれた神埼士郎には感謝しているのか会う度に「お前も食うか」と食べ物を差し出す。
・勝手に宿敵の家に上がり込んで作り置きされていた餃子を食べて「…うん(美味い)」と唸る。
「城戸真司が馬鹿だと思うやつ、手ぇ挙げ」という多数決に笑顔で手を挙げた(しかもストレス発散出来たらしくその後他ライダー達に襲い掛かる事なく満足気に出て行った)

 と意外とお茶目な一面もあり今なお高い人気を誇ります(不良が子猫を可愛がったり何か善行してるギャップ萌えみたいなもの)

龍騎の見所5.無駄な話がない。そして熱い(物理)
 「最後の一人になるまで戦い続けなければならない」非常に重い設定と脚本家2名による推しライダーを殺し合わせる喧嘩なのにシリアスとギャグが程よく混ざり合い無駄な話が一つもない(主観)シナリオ構成が素晴らしいです。

・ナイトの変身を見て仮面ライダーに憧れた少年にライダー同士の戦いを見せ「かっこよくもなんともない。痛くて辛くて、それでもゲームみたいに途中で切れないんだ」という厳しい現実と「お前は誰とも戦うな」
 ようするに「お友達と喧嘩しちゃだめだよ!」「真似しちゃだめだよ!」とちゃんと特撮らしく小さな視聴者たちへのメッセージが込められた回がある。

・ラスボスである仮面ライダーオーディンの力の一端を見せられ、ここから更に戦いが激しくなる事を予期させた総集編の後に緩衝材と言わんばかりの2回続けてギャグ回が入る。
サバイブ対決
・ストーリーも中盤を過ぎてもう戦わないだろうと思った真司(龍騎)と蓮(ナイト)がやはり神崎士郎の策略によって戦わざるを得ない状況になり、後期挿入歌と共についに龍騎の強化フォームがお披露目される回はまさに「神回」
 CGではなく本物の炎に囲まれた撮影でスーツアクターさんに「熱さと酸欠で死ぬかと思った」と言わしめた文字通り「熱い」このシーンだけでも見てほしいくらい。高岩さんいつも死にかけてんな


龍騎の見所その5.マルチエンディング
 TV本編、「真司がライダーになった経緯」すら違う全くの新しい導入と異なる2つの結末を用意したTVSP版、TV本編が中盤過ぎたくらいという所で「最終回の先行公開」と思い切った事をやってのけた劇場版、の全部で4つのエンディングが存在する珍しい作品でもあります。
 TVSP版は前例のない「放送中に電話とインターネット投票で『戦いを止める』『戦いを続ける』のどちらかの結末を視聴者に選ばせる」をし、劇場版では(厳密に言えば)TV本編とは異なる結末ではあるものの見比べてみれば類似点が多い。

 これらのEDは神崎士郎が「タイムベント」という時間を巻き戻せるカードを所持しているのもあり、他ライダー作品のTVSP劇場版のような外伝扱いではなく
「黒幕である神崎士郎が自身の望む結末にならない度に時間を巻き戻しやり直してきた戦いの一つ」
 つまりTV本編、TVSP、劇場版、小説版、今後後付けの新作が出ようが全てタイムベントでやり直してきた時間の一つ=正史として扱う事が出来るというご都合とても考えられた設定となっており思わず唸らされます。

 全13ライダー+1を紹介したいところですが長くなるので今回は主人公龍騎と2/3に登場予定のアナザーリュウガの元である仮面ライダーリュウガのみで
真司
仮面ライダー龍騎
変身者:城戸真司(演:須賀貴匡)
 モバイルニュース配信会社「OREジャーナル」の新人記者。超が付く程のお人好しと強い正義感、そして目の前で何か起きれば首を突っ込まずにはいられない性格で上記の「あらすじ」の通りまだ戻れる段階にあったものを自ら突っ込みライダーとなる道を選んだ。変身時に「ッシャア!」と気合を入れる癖がある。
「愛すべき馬鹿」という言葉がぴったりのキャラで多くの登場人物から良くも悪くも「馬鹿」呼ばわりされつつもライダーバトルへの意識を変えさせる等強い影響力を与えた。序盤は戦いを止めようと奔走、中盤以降他ライダー達の戦う理由を知り苦悩、終盤になると「タイムリミット」が近づいてきた事による焦りも加わり追い詰められるが大久保編集長らの支えにより最後の戦いでついに自分なりの「答え」を見つけた。
 
契約モンスター:無双龍ドラグレッターAP5000
所持カード
 アドベント:契約モンスターを召喚
 ソードベントAP2000:ドラグレッターの尻尾を模した青龍刀
 ストライクベントAP2000:ドラグレッターの頭部を模した飛び道具
 ガードベントGP2000:ドラグレッターの腹部を模した盾
 ファイナルベントAP6000:ドラゴンライダーキック

 特殊効果を持ったカードはないものの遠近対応できるオールラウンダーで契約しているドラグレッターがモンスターの中でも強力な部類に入るため基本性能は13ライダーの中でも高い水準、更には真司の馬鹿ではあるけど戦闘センスの高さからモンスター戦では負けなしで頻繁に戦いドラグレッターにエネルギーを与えている事からカードの数値を大きく上回る強さになっているとされる描写が劇場版で見られる。
 ファイナルベントは本編TVSP劇場版通して撃破率100%で『必殺技』の名に恥じない戦績、ただしライダーに対してはリュウガ戦のたった一度しか使っていない。
 龍騎ブランク体
ブランク体
所持カード
 封印・契約
 ソードベントAP300
 ガードベントGP300

 契約前の姿、カラーが黒やグレーを基調としておりカードデッキの紋章を始め各部に龍の意匠もない。召喚した剣が契約時と違って手元に飛んでこず地面に突き刺さったりもする。
 この姿のままミラーワールドに入ってしまった際、ナイトの見よう見真似でソードベントを使いモンスターに斬りかかるもAPがたったの300しかないため足で軽く折られてしまった。契約後はもう登場しないと思われたが芝浦淳(仮面ライダーガイ)にドラグレッターの契約カードを奪われてしまった際には一時的にこの姿に戻った。

 剣を折られた時の「うわっ!折れたァ!?」は真司のお馬鹿キャラを象徴する名台詞、これは「弾かれるだけのはずが折れてしまった」という撮影中のハプニングでスーツアクターの高岩成二氏が驚きの余り発したアドリブ。しかしそれを見た田崎竜田監督が「まだ固まっていなかった真司のイメージが固まった」とそのままOKを出し、アテレコした須賀氏も「城戸真司ってこういうキャラなんだなぁ」と収録が始まってすぐにキャラを掴めたという。
龍騎サバイブ
龍騎サバイブ
契約モンスター:烈火龍ドラグランザーAP7000
所持カード
 ソードベントAP3000:ドラグバイザーツバイから伸びる短剣
 ガードベントGP4000:盾ではなくドラグランザーで敵を迎撃する防御?技
 シュートベントAP4000:ドラグバイザーツバイから撃つチャージショット、FV並の威力を持つ
 ストレンジベント:他のライダーが所持するカード変化する特殊カード
 ファイナルベントAP9000:ドラグランザーがバイク形態になり火球で逃げ場を無くし車体で踏みつぶす

 神崎士郎から手渡された「サバイブ-烈火-」のカードで強化された龍騎、サバイブのカード発動時に炎が巻き起こる浅倉みたいに変身中に邪魔してくるライダー対策かな?。各カードの数値が大きく向上しているだけでなくストレンジベントのカードが追加されたことでより柔軟に戦えるようになった。
 龍騎の時はフェイスガードに沿って寝ていた金色のパーツが立ち上がり「龍の髭」と、仮面ライダーを象徴するパーツの一つである「触覚」を表すようになっている。

 ただでさえハイスペックだった龍騎が強化されたことで同じサバイブ所持のライダー以外ならば簡単に打ち倒せる強さを誇る。しかしこのフォームになるのは任意なのでやはりライダー同士の戦いでは極力使われずモンスター戦で使われる事が多かった。

 小ネタ:ファイナルベントで変形したドラグランザーは当然CGと実物の両方が作成されたが、実物の方は前脚でタイヤを覆うような形状になっているためほぼ曲がれず直進しかできない。


リュウガ
仮面ライダーリュウガ
 劇場版の「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」及びTVスペシャル版「仮面ライダー龍騎 13RIDERS」に登場したライダー、TVSP版は終盤チラッと登場した程度だったので実質劇場版のキャラ
『黒い龍騎』というビジュアルは注目を浴び、龍騎との関係は?どんな活躍をするのか?と期待されていた。
リュウガつり目
 龍騎との違いはただ黒くなっただけでなく、龍騎の目が従来の仮面ライダー踏襲の丸い複眼だったのに対してリュウガは若干つり目で凶悪な顔になっている事、しかし劇中ではリュウガが自ら正体を明かすまでの間他のライダー達からは『龍騎』と勘違いされる(視聴者には視覚的に区別しやすくしてあるだけで登場人物視点だと龍騎と全く同じ色と外見をしてるのかもしれない)。
鏡像の真司
 その正体はミラーワールドの存在『鏡像の城戸真司』、劇場版では真司が昔取った行動がミラーワールドに少なからず影響を与えたという設定でそれによってリュウガも誕生、何故このタイミングで戦いに参戦したのか詳細は語られず
(役者の須賀氏やスーツアクターを務めた岡元次郎氏も「設定が曖昧で自分で解釈するしかなく、神崎士郎が用意したリーサルウェポンのつもりで演じた」と話す)
 「生き残った6人のライダー」の一人として登場。真司から「正義感が強いお人好し」「ライダー同士の戦いへの躊躇いや甘さ」を取り除いた、情け容赦が一切なく真司同様の高い戦闘センスを持った王蛇以上の強敵
 所持しているアドベントカードも種類は龍騎と同じであるもののAPGPが1000高く、ファイナルベントはドラブラッカーの「対象に触れると硬質化する炎」で相手ライダーorモンスターを拘束して逃げられないようにするという完全上位互換

・最強クラスの強さを誇る王蛇を圧倒、契約モンスターを破壊して実質撃破
・初の女性ライダーである仮面ライダーファムを全く寄せ付けず致命傷を与える。

 と2回の戦闘だけでもその強さを見せつけた。その目的は「『表』の自分との融合」

 リュウガはミラーワールドの存在なので現実世界での活動時間に制限があり、それを無くしどちらの世界でも無制限に活動できる「最強のライダー」として君臨するため、ライダーバトルの始まりと神崎優衣の身の不幸に無自覚だったとはいえ自分が関与していたことで動揺していた真司に詰め寄り融合を果たす。

「俺はもはや鏡の中の幻ではない…!
 俺は存在する…!最強のライダーとして…!」


 「最強のライダー」となったリュウガはナイトをも圧倒、しかし追い詰めた所で「優衣の選択と覚悟」を見た真司が拒絶し再び二人に分かれて龍騎vsリュウガのラストバトルへ
 王蛇を圧倒したリュウガと互角の戦いをする龍騎の姿は「城戸真司が本気でライダーバトルに挑んだとしたらどうなるのか」というファンの疑問へのアンサー。文字通り「自分との戦い」であり、ライダー同士の戦いを望まないあの真司が初めて「ライダーを倒す」つもりで挑んだ戦い、その結末とは…



 このようにリュウガはミラーワールドのライダー、龍騎は現実世界のライダー、同じようで全くの別人が変身しているライダーでありジオウに登場する「アナザーライダー」の設定が

「タイムジャッカーがライドウォッチを使い、見出した人間をもとに勝手に創り出した仮面ライダーのこと。
 アナザーライダーが誕生した瞬間、その時代に活躍する正規のライダーは消滅、アナザーライダーにとって代わられてしまい、歴史そのものが変化してしまう。」


 である事を考えるとリュウガそのものがタイムジャッカーの干渉なく誕生したアナザー龍騎と言えるんですよね。だからこそ「龍騎編」ではなく「リュウガ編」なのかも。
龍騎リュウガ=アナザー龍騎
 そんなリュウガのアナザー、つまりアナザーアナザー龍騎ってそれ実質龍騎では?(名推理)

 なんて考察が早速ファンの間でされてたりで注目されているリュウガ編、主人公の城戸真司と真司の上司にして一番の理解者である大久保大介編集長(演:津田寛治、シン・ゴジラ等絶賛活躍中)の登場は確定していますがそれ以外のキャスト、もう一人の主人公である秋山蓮(演:松田悟志)の登場にも期待したいところです。
アナザーリュウガ
 17年経っても「真司じゃなくてリュウガだこれ」と分かる邪悪な笑み、本当にいい年の取り方しましたね須賀さん。
 リュウガがアナザー化した経緯とは、全く攻撃が通じないというアナザーリュウガをどう攻略するのか、真司と編集長の懐かしの漫才のようなノリも見られるのかファンとして楽しみに待ちたいと思います。見返してみると龍騎の良さが伝わるのか怪しい所ですが書き始めたら本当にどれくらい長くなるか分からないのでお許しを(コラ
 龍騎は「仮面ライダーシリーズで1番最初に見るのはきついけど、シリーズにはまったのなら絶対に観てほしい作品だよ!」って言える面白さがあるので興味が出た方は是非観てみてくださいな。それではでは

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