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龍騎ライダーズ 其の1

 二カ月も経っちゃいましたが2/3・10日放送された仮面ライダージオウ「リュウガ編」感想、オリキャス出演だけでなく龍騎放送時にメイン監督を務めていた田崎竜田氏がこの回を担当された事もあってファンサービス満載な回でした。
 OREジャーナル閉鎖の理由がとてもリアリティあるものだったり、かつての社員たちの事になったら途端に声のトーンと表情が生き生きしてきた大久保編集長、17年経っても真司は真司のままだったり、当時のキャストからも「設定が曖昧で自分で解釈して演じるしかなかった」と言われたリュウガの謎が少し分かって来たり?など「たった2週で終わりだなんて、もっと龍騎組の出番をダシテエエエ!」なんて贅沢言ったりしてたらまさかのスピンオフ制作、17年前の作品のキャストが客演じゃなくて主演とか夢みたいですよね。勿論ビデオパス登録をして1話視聴してきましたよ。完璧な「龍騎」の物語で流石井上御大だと思いました。

 では以前紹介しきれなかった魅力的な龍騎13ライダー全員の紹介…と行きたいところでしたがやはり13人もいると一つに纏めきれない量になってしまうので分割、今回は龍騎・ナイト・ゾルダ・シザース・ライアの5ライダー+α
 「龍騎」の世界観や用語説明はこちらをどうぞ
仮面ライダー龍騎
城戸真司(演:須賀貴匡)

「人を守るためにライダーになったんだから、ライダーを守ったっていい!」
城戸真司
 モバイルニュース配信会社「OREジャーナル」の新人記者23歳。超が付く程のお人好しと強い正義感、そして目の前で何か起きれば首を突っ込まずにはいられない性格で、まだ引き返せる段階にあったものを自ら首を突っ込みライダーとなる道を選んだ。変身時に「ッシャア!」と気合を入れる癖がある。料理が得意で、特に餃子はプロ料理人顔負けの腕前のある由良吾郎が作り方を教えてほしいと頼み込みに来たほど。
 「愛すべき馬鹿」という言葉がぴったりのキャラで多くの登場人物から良くも悪くも「馬鹿」呼ばわりされるがライダーバトルへの意識を変えさせる等強い影響力を与えた。序盤は戦いを止めようと奔走、中盤以降他ライダー達の戦う理由を知り苦悩、終盤になると「タイムリミット」が近づいてきた事による焦りも加わり追い詰められるが大久保編集長らの支えにより最後の戦いでついに自分なりの「答え」を見つけた。

龍騎
 モチーフは龍。特殊効果を持ったカードはないものの遠近対応できるオールラウンダー。契約しているドラグレッターがモンスターの中でも強力な部類に入るため基本性能は13ライダーの中でも高い水準で、頭は悪くとも機転が利き真司の高い主人公補正戦闘センスからモンスター戦では負けなし。頻繁に戦いドラグレッターにエネルギーを与えている事からカードの数値を大きく上回る強さになっている可能性が劇場版で見られる。
 一方でライダー同士の戦いには消極的なためモンスター戦に反してライダーバトルの戦績は芳しくない。しかしその気になれば凶悪な仮面ライダー王蛇にも互角以上、蓮が自らを追い詰め後戻り出来なくさせようと勝負を挑んできた時は彼を止めるために「俺は絶対に死ねない」と強化フォーム"龍騎-サバイブ-"となり全力で阻止、劇場版では王蛇・ファム・ナイトの3ライダーを打ち負かした「リュウガ」を撃破した事から主人公らしく劇中トップクラスの強さは持っている。

 ファイナルベントは本編TVSP劇場版通して撃破率100%で『必殺技』の名に恥じない戦績、ただしライダーに対しては『もう一人の自分』であるリュウガ戦のたった一度しか使っていない。ライダーの戦いを止めたい真司に『止めを刺すため』にあるファイナルベントはライダー戦で使う訳にはいかないからである。
 P.S 変身ポーズが初代仮面ライダーの本郷猛リスペクト
ブランクサバイブ
左:「ブランク体」ドラグレッターと契約する前の姿で戦闘能力が非常に低い。
右:「サバイブ-烈火-」で強化された「龍騎-サバイブ-」、発動時に周囲に炎が巻き起こる。カードの数値が軒並みオーディンに次ぐ値になっているだけでなく、他のライダーが持つカードに変化する「ストレンジベント」が追加されるなどより臨機応変に戦えるようになっている。
<以下ショッキングなネタバレ>
 49話にて、現実世界とミラーワールドの境界が消えて大量に現れたミラーモンスター:レイドラグーンの群れを蓮と共に迎撃、母親とはぐれた女の子を避難させようと抱きかかえた直後にレイドラグーンに背中を貫かれ重傷を負う。女の子を逃がし、意識がもうろうとしながらも既に変身して戦っている蓮の姿と大久保編集長の言葉を思い出し『最後の変身』をする。
 レイドラグーンを殲滅後、女の子が無事母親と再会出来たのに安堵すると崩れ落ち、蓮に悩み続けてようやく出せた『答え』=『願い』を告げて死亡する。最終話前に主人公が死ぬとかうっそだろお前…そして最終話は(以下省略)

榊原 耕一
榊原 耕一(先代仮面ライダー龍騎)
 TV本編では既にドラグレッターか他のモンスターの餌食になってしまったのか、失踪者リストに名前が載っているのみで彼の部屋に取材に来た事で真司はカードデッキを拾いライダーへの道に踏み込んだ。その御身はTVSP版で確認できる。
TVSP版での活躍
 ミラーモンスターによってミラーワールドに引きずり込まれた真司を助けたもののモンスターとの戦いで重傷を負う。自身よりも真司の命を優先しカードデッキを譲渡、ミラーワールドから脱出する手段を与えて消滅した。彼の「ミラーモンスターの増殖と、現実世界とミラーワールドを繋ぐ役割を持つ"コアミラー"の破壊」という望みは真司に受け継がれ、TV本編とは別の形でライダーバトルを止めようとする真司の物語が始まる。


仮面ライダーナイト
秋山蓮(演:松田悟志)

「勘違いするな。俺は戦いに来ただけだ。」
ナイト解説
 もう一人の主人公24歳。2号ライダーポジションではあるが真司よりも前からライダーに変身していたため劇中1号ライダーは彼。神崎士郎が引き起こした事故により恋人の小川恵里がダークウイングに捕食されそうになり、士郎から「俺を殺すか、(カードデッキを受け取って)ライダーとなるか、どちらか選べ」と言われ恵里を救うためにDWと契約、その事故により意識不明の重体に陥ってしまった恵里を目覚めさせるためにライダーバトルで勝ち残る決意をし、士郎の妹でありライダーバトルに有益な情報を持っているとされる神崎優衣と共に行動していた。
『いつ容体が悪化するか分からない恋人を一刻も早く救うため』という他ライダー達に対して非情に徹しなけれならない理由があるのだがそれを正直に話さない(敵同士なのだから話す義理もないが)ために序盤は真司との衝突が絶えなかった。
 「ライダーの戦いを止めたい」という願いを最後まで貫くために悩み続けた真司は逆に、一度固めた覚悟が揺らいでしまったり神崎士郎に恵里を人質同然に戦いを迫られるなど、様々な事象に振り回され悩み続ける苦労人。ライダーバトルの真実を知り、真司との間にも次第に友情のようなものが芽生えながらも『最後の一人になるまで戦わなければならない』仮面ライダーの宿命、そして『恵里を救う』という願いを叶えるため最後まで戦い続ける。

 現在放送中の「仮面ライダージオウ」の2号ライダー光明院ゲイツが「似てる」と言われてるお方、その理由としては
・ゲイツの顔立ちがどことなく蓮を幼くした感じ
・2号ライダー、服が黒い、主人公と何度も戦う等立ち位置が非常に似ている
・劇中にちょくちょく秋山蓮を思い起こさせるような言動がみられる
・ツンデレ(ツンデ蓮)

 等が挙げられる。レジェンドライダーが続々と出演する中彼らの競演を待ち望む声が絶えなかったがついに龍騎最新作にてそれを果たした…だけでなくSNSでもツーショット写真や「ゲイツコスプレをした蓮」の写真をあげるといった行動にファンを大いに喜ばせた。

ナイト
 モチーフはコウモリで、名前は『騎士』と『夜』の両方の「ナイト」が由来。
 龍騎に比べるとパワーで劣り、飛び道具がないため間合いを取って戦う敵とはやや相性が悪い。その代わりにダークウイングが翼となって飛行出来たりトリック・ナスティベントのような特殊カードによるトリッキーな戦い方が可能である。召喚機であるダークバイザーがカード発動だけでなくそのまま武器として使用可能であるため、ソードベント(ウイングランサー)が封じられた際の反撃手段や特典映像では二刀流を披露したりもした(ランスがかなり重く撮影に苦労したとか)。
 よく見ると仮面の奥に蒼いツインアイがある(必殺技使用時に目が光るという初期設定の名残りらしい)

 パワーはやや低くとも本編開始前から既に仮面ライダーとして戦っているベテラン故かライダー同士の戦いでは基本的に互角以上で、最強ライダーであるオーディンにも苦戦しつつも3度も勝利している。
P.S 変身ポーズが初代仮面ライダーに登場した2号ライダー:一文字隼リスペクト
疾風
ナイト-サバイブ-
 ナイトが「サバイブ-疾風-」のカードで強化された姿。元々は神崎士郎が戦いに消極的な手塚海之に与えたカードだったが、手塚が最後までその思惑を拒否し蓮に譲渡したもの。カードを手にすると名前の通り周囲に風が吹き荒れ、ダークバイザーがダークバイザーツバイに変化
 ダークウイングもダークレイダーへと進化しAPが2000も上昇、各カードも1000~2000、ファイナルベントに至っては3000も上昇しシュートベントが追加されたことで龍騎同様遠近対応のオールラウンダーとなった。外見が黒から青・金色を基調としたよりヒロイックな変化を遂げ、伊勢海老呼ばわりされていた龍騎-サバイブ-と比べると子供受けしたデザインだったが演じた松田悟志氏は強化前のナイトの姿の方が好みだとか。

<最終話ネタバレ>
 真司の最期を看取った蓮はライダーバトルを終わらせるため、自分の『願い』を叶えるために神崎士郎の下へ向かう。そしてオーディンと3度目の対決、倒されたはずのオーディンが何故復活するのか、オーディンのカードデッキ所持者である神崎士郎は消滅しないのか、その正体は『ミラーワールドの存在となったため実体を持たない神崎士郎の代わりに別人(その辺の浮浪者を洗脳してカードデッキを渡している)が変身したライダー』であった。ライダーバトルとは、他ライダーの潰し合いが終わり疲弊しきった所でオーディンが勝利をかっさらうという出来レースだったのだ。
 オーディン戦は劣勢を強いられ、ファイナルベント「エターナルカオス」を受けて満身創痍となる。止めを刺されそうになった瞬間、神崎士郎の精神状態に呼応するかのようにオーディンが苦しみだし、「最後のライダーは…お前だ。」とナイトを勝利者と認めて消滅、勝利者となった蓮は「新しい命」を手にする。ついに恵里を回復させることに成功するが自身は力尽き、恵里のベッドの傍らで全てから解放されたかのような穏やかな表情で息を引き取る。


仮面ライダーシザース
須藤 雅史(演:木村剛)

「確かにライダーとなって頂点を極めるのは、興味深い」
カニ
 28歳刑事。一見人当たりの良く真面目な人物だが、その裏では刑事という立場を利用して汚職に手を染めている。協力者であったアンティークショップ店主:加賀と報酬で口論となり殺害、加賀の遺体を隠そうとしていた所に神崎士郎が現れ、カードデッキを渡されライダーとなった。次第に「ライダーの頂点に立つ」という野心に目覚め、加賀の事件から警察や世間の目を逸らすためボルキャンサーに人間を襲わせ、失踪事件を増やすと同時にモンスターの強化の強化を図るという非道な手段に出た。

 当初シザースの正体が加賀であると勘違いし戦いを止めようと連絡先を書置きしていった真司から情報を引き出し、蓮の殺害や優衣の誘拐を企てるも失敗し自分の正体を知られる。更に加賀失踪事件を嗅ぎまわっていた桃井令子(真司の先輩ジャーナリスト)の殺害にも失敗しやむを得ず自分が保護したように見せかけるが、2度も都合よく現れたのと彼女が出した被害届が警察に受理されていなかった事で加賀殺害容疑と令子への殺人未遂で追われる身となってしまう。そして追って来た同僚までもボルキャンサーの餌にした。
 その冷酷非情さはあの真司ですら「あんただけは許せないと思う…戦わなきゃいけないと思う!」と戦いを挑もうとした程、しかし須藤はその真司の正義感をあざ笑い、「そいつが許せないからじゃない。ライダーだから戦う。それでだけでいい」と後から現れた蓮からの挑戦を「貴方は話が早い」と受け入れた。

シザース
 契約モンスターの強さといいデッキ内容といい、ぶっちゃけハズレデッキ。しかしカードの種類の少なさが逆に戦術の固定化がしやすく、武装自体は取り回しが良いのが揃っているのはメリットではある。ナイト同様バイザーが武器として使えるためストライクベントと合わせて使う事も可能
 そして須藤が曲がりなりにも訓練を受けた刑事であるため格闘術に長け、APが1000も低く更に後出しであるにも関わらずナイトのファイナルベントに競り勝った事から相当数の人間を餌にしてボルキャンサーを強化をしてきた事が伺える。事実劇中では初登場時点で龍騎・ナイトと互角以上の戦いをし、最後のアクシデントさえなければナイトに勝てていた。

<その最期>
 基礎値の低い契約モンスターを人間を餌にする事でハイスピードで強化出来た事、須藤自身のスペックの高さも相まってナイト戦では終始優勢だった。しかしさっさと止めを刺せばよかった物を、勝利を確信し「私の勝ちですね」と隙を見せてしまった事でナイトの反撃を許す。これが彼の敗因となった。
 ナイトのファイナルベントを自身のファイナルベントで迎え撃ち、後出しであったにもかかわらずこれに競り勝つ。「これで一人減りましたね」と今度こそ勝利を確信するが、その直後にカードデッキがFV相殺の衝撃によって砕け散ってしまう。直前のナイトの反撃でデッキにヒビが入ってしまっていたのだった。ライダーの力を失った事で変身の解除と同時に肉体の粒子化が始まってしまい、更にカードデッキの破損を「一方的な契約破棄」と見なしたボルキャンサーが須藤に襲い掛かってきた。

須藤「契約が!?馬鹿な…ッ!私は…絶対に…生き延びて…!」
シザースムシャムシャ君ボルキャンサー「グオォォォ!」

シザースムシャムシャ君
 力を失った須藤に抵抗するすべはなく、変身が完全に解除された瞬間にグチャグチャと生々しい捕食音と壮絶な悲鳴を上げて絶命した。ライダーの頂点に立つという野心を持ちながらにして最初の脱落者、そしてその最期が契約モンスターに捕食されるというこれまでの行いが自分に返って来た皮肉な物だった。これがニチアサに放送されてたとかうせやろ?

 登場したのは5話6話のたったの2話だけだが、実は仮面ライダーシリーズ初の「悪人が変身するライダー」であり
・本作はライダー同士によるバトルロワイアル
・「仮面ライダー」とは正義の味方ではない
・モンスターとの危険な契約関係
・生き返るようなご都合展開はなくライダーだろうと負ければ死ぬ

 と「仮面ライダー龍騎がこれまでの仮面ライダー作品とは大きく違う」という事を視聴者の頭に刻み込ませるための超重要キャラクターだったりする。そしてファンの間では
・たったの2話で死亡というスピード退場
・インパクトがありすぎる死亡シーン
・契約モンスターが「カニ」という微妙さ

「これで一人減りましたね(自己申告)」
即退場が決まってたからかスーツが他ライダーと違いモンスターと同じ安物素材で6話時点で既にかなり傷んでいた(尻が破けている・塗装が剥げている・バイザーの補修にセロテープが貼られている・そもそもパーツがちゃんとかみ合っておらずバイザーがピッタリ閉じない)
 等の理由から「蟹刑事」「蟹の餌」と親しまれている。

 一方でAPが大きく劣るボルキャンサーを短期間で強化し(手段が非道そのものだが「厳しい戦いを勝ち残るため」でありモンスターと戦うより効率の良い強化手段ではある)龍騎・ナイトと互角以上の戦いを繰り広げた事、TVSP版ではあの仮面ライダー王蛇に変身する浅倉威を逮捕という快挙を成し遂げた事から「契約モンスターが蟹じゃなければ優勝候補になれた」とその高い実力とライダーバトルへの適正を評価されている。

TVSP版
 ライダーになった理由が「浅倉威を逮捕するため」という真っ当な理由であり、ライダー同士の戦いを止めようとする真司にも協力的でモンスター戦で共闘する場面も見られたあと変身前にちゃんとカフェの伝票取りに戻って会計済ませるのが可愛い。しかしそれは真司を罠にはめるための演技で、浅倉逮捕後にライダーの力に魅了されてしまったらしく「癖になるんですよ!そして頂点を極めたいと思うようになる!」と他ライダーと共に真司を追い詰める。
 最期は脱獄した浅倉威に逮捕された仕返しと言わんばかりにファイナルベントを放たれ、ガードベントで頑張って耐えるもガードをめくるまで蹴り続けられるという理不尽な攻撃に耐え切れず結局技を受けて爆発四散した。

 最近行われた『仮面ライダージオウ ライドウォッチ総選挙』「シザースを1位にして子供たちを泣かそう」というかつてのコイルショックを想起させるような大人げない組織票が投じられたが、上記の悪役としての魅力から「ネタ抜きにしてシザースウォッチは欲しい」と思っているファンも多かった。そして途中結果では名前が残っていたものの、龍騎勢の中では王蛇と一緒に並んでいた事から「またFVで消されるのか」と期待心配され、最終結果で残念ながら落選してしまった際には「これで一人減りましたね」「やっぱり蟹は脱落する運命」とファンの間で納得や賛辞の声が挙がった。ガチもネタも含めて今なお愛され続けるライダーの一人である。

仮面ライダーゾルダ
北岡秀一(演:小田井涼平)

「俺はな、人間の欲望ってやつを愛しているんだ。」

ゾルダ解説
 どんなに不利な裁判でも覆すことが出来る凄腕弁護士30歳。その一方で巨額の弁護報酬を請求する悪徳弁護士としてや「彼に弁護を頼むという事は罪を認めたような物」と言われる等、大企業やメディアからの評判はあまりよくなくイメージアップを図ろうと努力していたりもする。しかしその体は重い病に侵され症状は既に手遅れの状態まで進んでおり、死から逃れるため「永遠の命」を得るという願いをもってライダーとなった。秘書である由良吾郎には絶大な信頼を寄せており自身がゾルダである事も明かしている。

 欲望を愛し、すべての行動は自分のためであり「他人のための犠牲なんて美しくない!」という考えの持ち主故に子供の頃から友達はおらずあだ名もない(秘書談)。しかし自分と同じく重い病に苦しむ人間には同情的になり、高額な手術費用を立て替える等の優しさを見せる。真司の上司である桃井令子に惚れており彼女に熱烈なアプローチをするが毎回軽く流されるのがお約束
 偶然知り合った真司とは波長が合ったようで比較的友好的な態度で接していたがライダーと知って以降は様々な手を使って脱落させようと目論む。しかし真司の自分が騙された事への怒りよりも、騙した相手が無事だった事に安堵する度を越えた純粋さに驚き徐々に感化され、一時的に真司・蓮と協力した際にはまるで「3馬鹿」と言えるようなやり取りをしたり、終盤真司が勝負を挑んできた時は無理をしているのを察し「見てられないよ」と追い返し蓮に一報を入れたりするようになる。

 北岡があらゆる手をとっても無罪に出来なかった事から浅倉威に恨まれており(浅倉の狂暴性・残虐性が過ぎた結果)その因縁は最終話まで続く事となる。次第にライダーバトルに虚しさを感じるようになり、FVで吹き飛ばしても止めまでは刺さずその場を立ち去る等行動に変化が現れる。そして病の進行により神崎士郎からも事実上の脱落と見なされ、自身も運命を受け入れ戦いから身を退く。念願の令子とのデートを取り付けるが、それでも「やっぱり、浅倉との決着は付けないと」と戦いに向かおうとし…

TVSP版
 本編同様、根は悪人ではない描写はあるものの敵役として登場するため真司・蓮を潰そうと他ライダーと共に襲い掛かってくる。
劇場版
 霧島美穂の姉が浅倉威に殺され、その際浅倉の弁護をして死刑を免れさせてしまった事で彼女から恨まれる。ライダーとなった彼女の敵討ちをフォローしようとするが拒絶されてしまい、本編同様戦う事に虚しさを抱くようになり病の進行もあって戦いから身を引く。

ゾルダ
 モチーフは牛。マグナギガ本体を始めAPが高く(未使用カードはあるけど)シュートとガードベントを2枚ずつ持っているという贅沢仕様。そして大量の重火器や龍騎・ナイト・シザースで「単体攻撃」と固まりつつあったファイナルベントのイメージを纏めて吹き飛ばすマップ兵器「エンドオブワールド」の登場と男の子の心を鷲掴みにしたロマンの塊。そして小田井氏は同年に「機動戦士ガンダムSEED」にオルガ・サブノックの声優として出演しており、オルガの搭乗機カラミティガンダムも射撃特化の緑基調のカラーリングであったため双方で「カラミティじゃねぇか!」「ゾルダじゃねぇか!」と突っ込まれたとか。
 ファイナルベントはサバイブや王蛇のジェノサイダーという例外を除けば基本形態の中では最も高い数値を誇るが全ヒットした時の値であり、1体1体へのダメージは表記よりも下がる。更に発動までの流れが
『マグナギガ召喚→ギガバイザーをマグナギガの背中にセット→全砲門がオープン→トリガー引いて一斉発射』
 と他と比べても非常に長く、終盤は発動を潰される場面も多かった。単体戦よりもライダーやモンスターがごっちゃ混ぜに戦っている・周囲の建物を利用してちょこまか隠れながら戦うモンスターを建物ごと吹き飛ばすといったシチュエーションで輝く技である。ライダー達に何度も放ってきた技だが以上の理由によりライダーの撃破数は0、モンスターの方も片手で数えられる程度しか倒せておらず取り回しの良いシュートベントで倒している方が多かった。


<最終話ネタバレ>
 浅倉(王蛇)との勝負に挑みファイナルベントを発動させようとするが、発動するまでの間が長いという欠点を突かれジェノサイダーの毒液で転倒させられ直後に王蛇のファイナルベント:ドゥームズデイを受け、マグナギガが破壊されてしまった事で変身が解け敗北する。しかしゾルダに変身していたのは秘書の由良吾郎だった。北岡は「浅倉との決着」という願いを叶える事なく事務所のソファで静かに息を引き取り、彼の意思を継いで吾郎が2代目ゾルダとなったのだった。
 「永遠の命を得る」という願いを半ばで手放した北岡が「令子とのデート」「浅倉との決着」という2つの願いを叶えられるわけがないというメッセージが込められた悲しい結末を迎えた。



由良吾郎(演:弓削智久)
ゴロちゃん
 北岡の秘書兼ボディーガード25歳。北岡を「先生」と慕い、北岡も彼を「吾郎ちゃん」と呼ぶ。
 家業を継ぐのが嫌で上京したが直後に傷害事件に巻き込まれ、北岡に自身の弁護を依頼する。しかしその後北岡の病が発覚したことで「自分が弁護を依頼しなければ病気を早期発見出来て、助かったかもしれない」と責任を感じ彼に尽くすようになる。プロ顔負けの料理の腕があり、ボディーガードの方も北岡を脅迫しに来た黒服の怖いお兄さん方を5人纏めて倒せる程の実力を持つ(その際の構えがライダーの変身ポーズに似ており、真司は最初彼がゾルダだと勘違いした)。

 口数が少なく一見「怖い人」と誤解されがちだが秘書の仕事以外にも、北岡が苦手な子供の相手をしてあげたり真司の餃子の旨さに感動しレシピを教えてほしいと頼み込んだり、浅倉に拉致された時は手錠を自力で外して晩御飯の材料を買って北岡の元に戻るなど誠実で優しい超ハイスペックお兄さんである。
 真司にゾルダであると疑われた時は北岡の提案により「龍騎の反撃でゾルダ=吾郎ちゃんが殺された」ように見せかける芝居をしかける。しかしゾルダ=北岡と知っている蓮の行動によりそれがバレてしまうが、真司から向けられたのが怒りではなく無事だったことへの安堵だったことに戸惑い、以後真司とも交流を持つようになる。

<最終話ネタバレ>
 「浅倉との決着」を付けられなかった北岡の遺志を継ぎ2代目ゾルダとなる。初変身ながら善戦するも、射撃戦特化のゾルダと格闘術に秀でた吾郎ちゃんとでは相性が悪く、エンドオブワールドの発動までの長さという弱点を突かれ敗北する。
『先生…また…美味いもん買って帰ります…』
 最期の瞬間まで北岡の事を想い、尽くして亡くなった。


 P.S 役者の弓削氏は龍騎以降もカブト、鎧武、アマゾンズにも出演しており仮面ライダーシリーズとは深い縁がある。そして善人と悪人を交互に演じており「アマゾンズでは殺人犯だったから次の出演では善人ポジションでは?」と噂されていたが今回スピンオフで再び由良吾郎(善人)を演じる事となりその通りとなった。

仮面ライダーライア
手塚海之(演:高野八誠)

「俺の占いは当たる」

ライア手塚
 コインやマッチ等を使って未来を見通す予知能力を持っている24歳占い師。占いは百発百中だが手塚本人は「運命は変えられないものではなく、変えるもの」というスタンスで、望まれない未来が視えても相手に伝えて変化を促す。偶然出会った蓮の未来を見通し、その運命を変えようと忠告する内に真司や優衣と出会い
「最後の一人になるまで戦わなければならないライダーの運命を変えようと思っている」
 という手塚の考えに真司達が共感し協力するようになる。ライダーバトルの本質を探るために神崎士郎の妹である優衣についても調査し、いち早く彼女の異常性に気づいた。
斎藤雄一
 ライダーになったきっかけは友人:斎藤雄一の死、本当は浅倉が引き起こした暴力事件の後遺症によりピアニストとしての道を絶たれた雄一が「元の体に戻るため」ライダーとなるはずだった。しかし自分の願いのために他人を殺す事を最後まで拒み続けた事で神崎士郎が送り込んだミラーモンスター:ガルドサンダーに食い殺されてしまった。友の死を無駄にしないためにも「ライダーの戦いを止める」べくカードデッキを受け継ぎ仮面ライダーライアとなる。

 自身が視た「蓮が新しいライダーに敗れる未来」を真司が変えた事で「ライダー同士の戦いを止める」目的に僅かな希望を抱くが、次に消えるライダーが自分だと占いに出た事で真司達と別行動をとるようになる。その際「神崎優衣から目を離すな」と真司に伝え、雄一同様ライダー同士の戦いを拒んでいたのを見かねた神崎士郎が戦いを促すために渡した「サバイブ-疾風-」「挑発には乗らない」と蓮に譲る。

TVSP版
 蓮の友人であり、手塚もまた蓮の恋人である小川絵里を愛していて彼女を目覚めさせるために蓮と共にライダーになったという設定で登場。恵里のためとはいえ他のライダーを手にかける事に疑問を抱いていた中、ベルデの強襲を受け…コピーベント(ベルデのは他のライダーの姿をコピーできる)・クリアーベント(透明化)・ファイナルベント:デスバニッシュのコンボを受け死亡した。

ライア
 モチーフはエイ。使用カードは少ないが召喚機であるエビルバイザーが武器としても盾としても使えるのと、相手の武器を模倣できるコピーベントでそれをカバーしている。劇中では苦戦してる場面が目立つが初陣のナイト戦ではお互い変身解除の引き分けに持ち込み、雄一の仇であるガルドサンダーは単独で撃破出来るなど真司らと大差ない実力は持っている。

 「ライア」は当初真司達を裏切るキャラとして想定されていたのを役者の高野氏を見て変更されたとかなんとか。そのため名前の由来も「liar(嘘つき)」からきているのでは?とされている。初期設定では女性ライダーとして出す案もありカラーリングやスイングベント(エビルウィップ)のようなおさげがついてるのがその名残り。これを知っておくと現在配信中のスピンオフ龍騎1話の行動にも合点がいくかも…?
 FVが所謂「乗っただけ」で高野氏も「なんか俺だけFVしょぼくない?」と気にしていた。味方ポジションにも関わらず活躍が少ない事にも不満を抱いていたがファンの子供から「ライアは(他ライダーと)戦わないから好き」と言われた事でライア役が誇りになったそうな。本編では使わなかったサバイブのカードだが「もし手塚がサバイブのカードを使っていたら」というライア-サバイブ-は後にデザイン画とCGモデルが公開された。
 
<その最期>
 真司らと別れた後、鏡の中の神崎士郎から「斎藤雄一は、ライダーにならなかったことを悔いていた」と嘘か真か分からない言葉を投げかけられ、直後浅倉威から戦わなければ周囲の人間に危害を加えると脅しを受けて戦いに挑む。
 士郎の言葉に動揺していた状態では王蛇に適うはずがなく一方的に打ちのめされ、そこへ龍騎が助太刀に現れるも契約モンスター2体分のカードを駆使する王蛇に苦戦を強いられファイナルベントが龍騎に放たれる…が、手塚は最後の力を振り絞り龍騎をかばって攻撃を受けた。

 蓮の援護でミラーワールドを脱出した手塚はそこで初めて真司に「俺が占った…次に消えるライダーは…お前だった。」と真実を話す。「liar(嘘つき)」の名の通り優しい嘘によって真司を救ったその姿はまさにヒーローだった。
 死の直前に「鏡の中の優衣」が「鏡の中の自分(手塚)」ではなく現実世界の自分を見ていた事で彼女の謎に誰よりも早く気付いたが負傷によりそれを伝えられなかった。そして「運命は変えられる」のを確信し
「雄一…お前は後悔なんかしてない。
 今なら分かる…お前は俺の運命を変えてたんだ。
 そしてそれがもっと大きな運命を変えようとしている。
 俺の占いが…やっと、外れる…」

 と心中で自分の占いが外れた事を喜び、真司と優衣に看取られながら死亡した。敵だらけの龍騎ライダーの中では最初から最期まで真司の味方で、その人柄から彼の死を惜しむファンは多かった。そして総集編でその重さが2倍になった。




 其の二



(C)東映・石森プロ

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